”クラブ27”とは27歳で亡くなったミュージシャン・俳優・芸術家のたちのことを指します。
この言葉が生まれた発端は、1969年から1971年の短期間に多くのロックスターが亡くなったことからです。
当時、ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソンら全員が27歳で亡くなったことから、一部音楽ファンの間で「クラブ27」という名称が使われ始めたのです。
1994年にカート・コバーンが27歳で亡くなると、メディアなどで「クラブ27」という言葉使われ、大衆でも認知されるワードとなりました。
今日は「クラブ27」の有名なロックスターと死因を整理してみます。
また、日本国内では無名な「クラブ27」に属す音楽家たちも別でまとめてみます。
クラブ27のメンバーで有名なロックスター
| 名前 | 時期 | 死因 |
| ロバート・ジョンソン | 1938年8月16日 | 中毒(ストリキニーネ) |
| ブライアン・ジョーンズ | 1969年7月3日 | 溺死※諸説あり |
| ジミ・ヘンドリックス | 1970年9月18日 | 窒息死 |
| ジャニス・ジョプリン | 1970年10月4日 | オーバードーズ(ヘロイン) |
| ジム・モリソン | 1971年7月3日 | 心臓発作 |
| デイヴ・アレクサンダー | 1975年2月10日 | 肺水腫 |
| ピート・ハム | 1975年4月24日 | 自殺 |
| ジェイコブ・ミラー | 1980年3月23日 | 自動車事故 |
| D・ブーン | 1985年12月22日 | 自動車事故 |
| カート・コバーン | 1994年4月5日 | 自殺 |
| リッチー・エドワーズ | 1995年2月1日 | 失踪死 |
| エイミー・ワインハウス | 2011年7月23日 | アルコール依存症 |
※リッチー・エドワードは失踪した年齢が27歳で、2008年の死亡認定まで具体的な死去年齢は不明です。
マイナーなクラブ27のメンバー
| 名前 | ジャンル | 時期 | 死因 |
| アレシャンドリ・レヴィ | クラシック | 1892年1月17日 | 不明 |
| ルイ・ショーヴァン | ラグタイム | 1908年3月26日 | 多発性硬化症 |
| ナット・ジャフィ | ジャズ | 1945年8月5日 | 高血圧による合併症 |
| ジェシー・ベルヴィン | R&B | 1960年2月6日 | 自転車による交通事故 |
| ルディ・ルイス | ドリフターズ | 1964年5月20日 | オーバードーズ |
| ジョー・ヘンダーソン | R&B | 1964年10月24 | 心筋梗塞 |
| マルコム・ヘイル | スパンキー&アワ・ギャング | 1968年10月31日 | 一酸化中毒 |
| ディッキー・プライド | R&R | 1969年3月26日 | オーバードーズ(睡眠薬) |
| アレキサンドラ | ドイツのシュラガー歌手 | 1969年7月31日 | 交通事故 |
| アラン・ウィルソン | 歌手兼作曲家 | 1970年9月3日 | オーバードーズ |
| アレスター・”ダイク”・クリステン | ロック | 1971年3月13日 | 殺害 |
| リンダ・ジョーンズ | ソウル歌手 | 1972年3月14日 | 糖尿病からの合併症 |
| レスリー・ハーヴェイ | ロック | 1972年5月3日 | 感電 |
| ロン・”ピッグペン”・マッカーナン | ロック | 1973年3月8日 | 胃腸出血 |
| ロジャー・リー・ダーラム | ロック | 1973年7月27日 | 落馬 |
| ウォーリー・ヤン | ブラスロック | 1974年8月12日 | 飛行機事故 |
| ゲイリー・セイン | ロック | 1975年12月8日 | オーバードーズ(ヘロイン) |
| セシリア | R&B | 1976年8月2日 | 自動車事故 |
| ヘルムート・ケーレン | ロック | 1977年5月3日 | 一酸化炭素中毒 |
| クリス・ベル | ロック | 1978年12月27日 | 自動車事故 |
| ゼノン・デ・フラワー | ロック | 1979年3月17日 | 自動車事故 |
| デ・フレイタス | ロック | 1989年6月14日 | バイク事故 |
| クリス・オースティン | カントリー | 1991年3月16日 | 飛行機事故 |
| ジョーイ・シガネロ | カントリー | 1991年3月16日 | 飛行機事故 |
| クリステン・パーフ | ロック | 1994年6月16日 | オーバードーズ(ヘロイン) |
| ストレッチ | ラップ | 1995年11月30日 | 自殺 |
| ファット・パット | ラップ | 1998年2月3日 | 射殺 |
| フリーキー・ター | ロック | 1999年3月28日 | 自殺 |
| ロドリーコ | ラテン | 2000年6月24日 | 自動車事故 |
| ショーン・パトリック・マッケーブ | ロック | 2000年8月28日 | 窒息 |
| ブライアン・オットソン | ロック | 2005年4月19日 | オーバードーズ(処方薬) |
| バレンティン・エリザルデ | ラテン | 2006年11月26日 | 自殺 |
| アチキン・スピン | ポップ | 2010年4月17日 | 交通事故 |
| リチャード・ターナー | ロック | 2011年8月11日 | 心肺停止 |
| トーマス・ロウ | ロック | 2016年2月13日 | 自動車事故 |
| トーマス・フェケテ | ロック | 2016年5月31日 | 胃がん |
実際にはクラブ27の全員が”愚か者”ではない
クラブ27については、カート・コバーンの母親であるウェンディ・フレイデンバーグ・コバーン・オコナーによる有名な発言があります。
「今、彼は去ってしまって、あの愚かなクラブに加わってしまった。私はあの愚かなクラブに参加しないように彼に言っていたのに」
当時、自殺によって亡くなったカートの母親が「愚かなクラブ」と発言したことで、クラブ27についてはネガティブなイメージが付き纏いました。
以降、27歳がロックスターにとっての厄年のような潜在的なイメージが植え付けられました。
27歳で亡くってしまったエイミー・ワインハウスは、3年前から27歳という年齢で亡くなる恐怖を語っているなど、負のイメージは影響は大いにありました。
実際は本人の意思とは関係ない死因の方が多い
上記の表にあるように、27歳で亡くなった音楽家が必ずしも愚かな理由で亡くなっているわけではありません。
確かに多くは自動車やバイクの事故、オーバードーズ、自殺など。
しかし、飛行機事故や病気など本人の意思とは無関係な死因も多いのです。
偶然にも、なぜか27歳で亡くなる音楽家が多いというだけ、そこに対して深く追求する必要はないように感じます。













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