GACKTの仮想通貨SPINDLEとは?17億売り抜き説も塩漬け。詐欺ではない

V系00年代前半
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GACKTさんといえば、日本で仮想通貨が流行り始めた時期に仮想通貨「スピンドル」の広告塔を務めた過去があります。

広告塔としてのGACKTさんのインパクトが強く、別名「ガクトコイン」とまで言われました。

結果として、スピンドルは大暴落し、損する人が続出

このスピンドルに関わったことを現在でも揶揄する声があり、GACKTさんの黒歴史だと言われています。

今日は、GACKTさんとスピンドルのことについて、簡潔に整理してみたいと思います。

GACKTが突如ブログでスピンドルを宣伝。広告塔として活躍

ブラックスターが手掛けるSPINDLE「スピンドル」は、GACKTさんがプロジェクトに関わっていたこともあり「ガクトコイン」とも呼ばれていて、2018年当時話題を呼んだ仮想通貨です。

スピンドルの目的は、「ZETA」と呼ばれる個人投資家と仮想通貨の機関投資家がマッチングできるプラットフォームを開発するために開発された仮想通貨です。

このZETAがあれば、これまではお金持ち同士の間でしか共有されていなかった良い投資案件が誰でも平等に共有されるようになり、ZETAが栄えればそこから二次事業、三次事業と発展し、通貨の恩恵を拡大していくというもの。

GACKTさんは2017年12月にブログの中で仮想通貨・スピンドルへの参加を発表

スピンドルのホームページでは本名の「Ooshiro Gakuto」として重要メンバーに置かれ、この時に「本名やっぱり大城なんだ」と別の意味でも話題になりました。

GACKTさんは当時は認識が複雑だった仮想通貨について、ブログなどで丁寧に説明。

また、通貨の説明会に顔を出すなど動き回りました。

2018年5月に予定されていた3000人規模のカンファレンスには予想を遥かに上回る12000人以上が応募し延期になるなど、GACKTさんの広告効果は抜群でした。

上場前から大きな話題になるも悪用業者や山本一郎氏への脅迫疑惑などバタバタ

GACKTさんはスピンドルの魅力を広めるのに大いに貢献し、上場前から多くの人がコインを買い付けました。

世界中のICOの投資家が集うICO BENCHというサイトでは、SPINDLEのプロジェクトの評価は5点満点中、3.7ポイントという高評価を受けるなど、当初は順調でした。

初動の景気が良かったことから、SNSなどにスピンドルメンバーを名乗る詐欺師が登場し、GACKTさんが騙されないように注意喚起する一幕もありました。

一方で、ウォール・ストリートの評論家はSPINDLEにかなり否定的な評価下しており、日本国内でも「これは儲からない」「詐欺だと思う」という声も多くありました。

2017年12月にGACKTさんのスピンドル参画が発表された直後は、個人投資家の山本一郎さんがブログの中で、

GACKTが関わっているとされる仮想通貨でのICO「SPINDLE」ですが、現状では資金決済法上の違法業者扱いになっているため、それへの解説とどうすれば適法になるのかを解説したいと思います。

スピンドルは現状では違法業者扱いになっていることについて言及

2018年の年始にGACKTさんが、

偏った解釈と情報を自信満々でアップしてくださる一部の方達と、SPINDLEを悪用して詐欺などを企てる方たちにココロから哀悼と感謝と殺意の気持ちを込めてこの始まったばかりの一年をどうか無事にお過ごしできることを刹那に願っております。

帰り道の一人歩きには十分お気をつけください。

とスピンドルを悪用する詐欺師たちへの怒りと兼ねて、新年の挨拶をすると、一部ユーザーから山本一郎さんへの脅迫の意味もあるのでは?と反応。

山本さんのユーザーが警察に通報するなど騒ぎになりました。

ちなみにGACKTさんと山本一郎さんは過去に食事や麻雀をした仲で、『帰り道の一人歩きには十分お気をつけください』という一文は顔見知り故のジョークだったと説明し、大ごとにはなりませんでした

スピンドルは220億を集めるも上場後に大暴落。詐欺や海外逃亡疑惑

GACKTさんの宣伝効果があってか、一般人の他にもスポーツ選手や芸能人を含み、スピンドルは上場前から220億を集めました。

上場前から220億を集めたスピンドルでしたが、2018年5月に上場すると大暴落

上場前は1スピンドル200円でしたが、上場後は1円以下となりました。

当時、「100万で買ったスピンドルが6000円台になった」など、大損して怒り狂う声で溢れ、広告塔であったGACKTさんは「詐欺師だ」と散々叩かれました

さらに2018年7月には毎日新聞より、GACKTさんが野田聖子さんらと協力して金融庁に圧力を掛けたという報道が出てしまいます。

元々、有識者からは危険なコインだと言われていたスピンドルだけに、上場後の大暴落やスキャンダルの連続にかなり印象を悪くしました。

そして、2018年8月9日にはブラックスターは日本からの撤退を発表しました。

無登録での活動や行政処分を受けたメンバーの存在が明るみに

GACKTさんは暴落について、まだZETAが動いていない時期であること、スピンドルの本領が発揮されるのはZETAが動いて二次事業、三次事業に取り掛かった後で今の値上がりに一致一憂するべきではないと説明。

しかし、2018年11月に「ZETAa版」がリリースされるも、世界中の仮想通貨の情報が見れるだけという期待外れな機能でした。

また、スピンドルを動かす会社のブラックスターが無登録で仮想通貨交換業を行っていたことや、運営メンバーの宇多修一氏が過去に金融庁から行政処分を受けていたことも発覚、そしてGACKTさんもメンバーから外れるなどしました。

この頃、GACKTさんは広告塔としての報酬や、上場後に売り抜くなどして、合計で約17億は儲けたのではないか?と疑心暗鬼な目で見られました。

通貨の説明会でのGACKTの音声が流出

スピンドル暴落事件から1年後の2019年3月27日には文春からGACKTさんが商談に参加した際の音声が流出

2017年11月4日に大阪・梅田にある「インターコンチネンタルホテル大阪」のクラブラウンジで行われた商談会にGACKTさんが登場し、出席投資候補者たちを前にして、

「法律が来年の1月か2月にインサイダーが適用されるという話が今回っています。1月か2月以降は言えないって。今は言える。

ちょっと今までとは考えられない儲け方なので。1000万円を入れたのが2億とかなっているんですよ。

この前、仮想通貨のフォーラムあったんですけど、皆めちゃくちゃ幸せそうなんです。この2年間で急にお金を持っちゃって。ただ、馬から車に変わる時代なので」

と発言。

これらの言動がブラックスターが金融庁に登録される前だったことなど諸々に問題が多く、違法営業疑惑、資金決済法違反の可能性があるとされました。

不動産会社の社長に土下座謝罪。活動休止中は謝罪行脚だった?

スピンドルの暴落後、海外に生活の基盤を置くGACKTさんに「逃亡するのでは?」と疑心暗鬼な目が向きました。

2021年9月8日に体調不良を理由に芸能活動休止を発表すると、直前まで”仕事でキプロスにいた”ことが発覚し、タックス・ヘイブン(一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域)であることから、何か事業絡みの都合での休養ではないか?と疑われました。

活動休止の翌週、2021年9月14日には週刊誌からGACKTさんがスピンドルに出資した人に謝罪周りをしているとの報道が出ました。

2019年3月にスピンドルに約1800万を出資し損した不動産屋社長がGACKTさんに「一体どうなっているんだ」と詰め寄り、GACKTさんがクラブまで仲間を引き連れで「全部、僕が悪いんです」と土下座し、「これで保填してくれ」と他の儲け話を教えたとの内容でした。

GACKTさん側に問い合わせをするも、2019年3月には海外にいた為、そのような事実はないと否定しました。

その後、2021年11月17日には文春よりファンの人妻との不倫報道

活動休止後の2021年9月17日にも、人妻を世田谷区の自宅に招いていたことが発覚し、「やっぱり仮病だったか」と、謝罪行脚説が更に強くなりました。

GACKTは真面目にスピンドルに取り組んでいた

2024年2月15日に出演したYouTubeチャンネル「DROPOUT ドロップアウトした冒険者たち」ではスピンドル騒動について言及。

「世界中の要人たちをつなげていくパイプ役として参加して。でも、あのときちょうどバブルが弾けて。一番最悪なタイミングに被ってしまった」

と、バブルが弾けるという、予想外の動きがあったと語りました。

暴落後に詐欺だと言われたことに関しては、責めるところを探して広告等であるGACKTさんが責めやすかっただけで、他のコインならば”詐欺”とは言われないと切り捨てました。

さらに、GACKTさんがすぐに通貨を売り抜いて10億以上のお金をゲットしたという疑惑に関しては、創設メンバーは”ロックアップ”という塩漬けを余儀なくされるということで売り抜いた説を否定していました。

ちなみに現在ではスピンドルからは離れてはいるものの、新しいメンバーで立て直そうとしており、GACKTさんは投資家として彼らを応援してるそうです。※逆転を狙うとしたらZETAが生まれ変わることぐらいですか、それはかなり難しい印象です。

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