2020年代前半に若者の間で大ブレイクしたVaundyさん。
メディアでは無名だったもののストーミングで圧倒的な再生数を記録し、そのまま紅白歌合戦に出場するなど、シンデレラのような成り上がり方で注目を浴びました。
実はVaundyさんは経歴もかなり特殊で面白いです。
今日はVaundyさんの経歴などについて書いてみたいと思います。
Vaundyの芸名の由来。両親の音楽好きが影響。本名は非公開
Vaundyさんは2000年生まれで、出身は東京都です。
本名や経歴の詳細が非公開で、とてもミステリアスなアーティストとして知られてます。
芸名の「Vaundy」の由来は、中学時代からのあだ名だそうです。
健康診断の時に人とぶつかって壁に跳ね返ったことで、友人らに”バウンドボールみたい”と言われ、そこからバウンディというあだ名にたどり着いたそうです。
また、海外進出を視野に入れて、あえて和製英語にしたかったという理由もあるようです。
本名 | 非公開 |
芸名 | Vaundy |
出身地 | 東京都 |
生年月日 | 2000年6月6日 |
影響 | Suchmos。サカナクション。Nulbarich。 |
Vaundyさんは小学生の頃から「俺は歌手になる」「成人式にライブをやる」と公言しており、歌唱には自信があったようです。
中学時代にはエレキギターを買いますが苦戦し、相当に練習したそうです。
Vaundyさんは中学時代から音楽制作ソフトを使って作曲を始め、高校時代には自らボーカロイドの歌い手となり、ニコニコ動画で活動し人気者となりました。
母親と祖父はジャズ好き!妹は絵の才能に溢れる
Vaundyさんが音楽に興味を持つきっかけになったのは音楽に好きな家族の影響があるそうです。
2022年12月2日に発売された「音楽ナタリー」のインタビューで、
母がジャズやハワイアンをクラブで歌っていたり、母方のおじいちゃんもジャズをやっていたりっていうのはあったんですけど、どちらもプロとかではなかったし、その影響というよりは、僕自身がもともともの作りが大好きで。
と語り、祖父と母親がジャズをやっていたようです。
Vaundyさんは幼少期から絵や歌など様々な才能を発揮しましたが、最初から声が良かったわけではなく母親が日頃の生活から食べ物や会話、喉のトレーニング、食事中のBGMなどで鍛錬して磨かれたそうです。
Vaundyは「環境イコール才能だと。」と語っています。
ただ、Vaundyさんは音楽をやっている姿を見て音楽をしたくなったというよりも、潜在的にモノ作り自体が大好きだったようです。
Vaundyは妹も芸術のセンス溢れる
小学4年生ぐらいまでゲーム機を買ってもらえず、Vaundyさんは仮面ライダーの変身ベルトや剣、任天堂DSを段ボールで作っていたのだとか。
チラシを丸めてガンプラを作ることもあったそうで、チラシを丸めるのは街で一番上手いと自負してるようです。
また、妹も絵の才能があることで知られています。
Vaundyさんは毎年の誕生日に妹から絵のプレゼントをもらっているのですが、SNSに絵をアップした際に「プロ並みに上手い!」と大絶賛されていました。
兄弟揃って絵の才能があるということで、間違いなく芸術一家といえます。
Vaundyの学歴。日本大学在学中にヒットし卒業!
謎の多いVaundyですが、出身は東京都であることは公表しています。
出身高校が文京区にある「東京都立郁文館高校(いくぶんかん)」なので、地元は文京区エリア付近ではないか?と憶測されています。
東京都立郁文館高校の芸能関係のOBには関口メンディーさんが有名です。
卒業アルバムの写真は、2024年に週刊誌から流出しています。
学生時代のVaundyさんは、学園の誰もが知る存在というわけではありませんが、歌が異常に上手い人として認知されていたそうです。
学園祭ではVaundyさんがマイクを握ると、生徒たちは大盛り上がりだったそうです。
授業中も積極的に発言したり、休み時間に人目を気にせずギターを弾いたり、かなりの自信家で在学中に契約が決まると「将来安泰だわ」と喜んでいたそうです。
出身中学 | 東京都立郁文館中学校? |
出身高校 | 東京都立郁文館高校 |
出身大学 | 日本大学芸術学部 |
出身中学については不明ですが、郁文館は中高一貫なので、もしかしたら系列の「郁文館中学」出身の可能性が高いです。
高校時代のVaundyさんは軽音学部に所属しており、学校が終わると麻布十番にある音楽スクール「ヴォイス」に通っていました。
高校2年から通っているボーカルスクールは、デビュー後も通い続けるなど、Vaundyさんのキャリアを支えました。
「Voice」はVaundyさんの他にもYUIさんや家入レオさん、絢香さんを輩出してます。
日本大学芸術学部に通いながらデビューしブレイク!デザイン専攻でデザイナースキルを磨く
Vaundyさんは日本大学出身として知られてますが、実は紅白歌合戦に出場した2022年も在学中でした。
当時は、「現役の大学生が紅白に出るなんですごい!」と話題になりました。
日本大学に在学してた頃のVaundyさんはデザイン学科を専攻していました。
Vaundyさんの才能は音楽だけでなく、デザインのセンスも素晴らしいとされ、日本大学での勉学に磨きをかけました。
高校時代から通っている音楽塾「ヴォイス」のロゴを制作を任されたこともあります。
2020年、音楽塾ヴォイス設立20年の節目で音楽塾ヴォイスのロゴをリニューアルしました。
こちらのロゴのデザインはVaundyによるものです。
“多くのアーティストがここで育っていく”というメッセージを込めて、上下を逆にするとArtistのAが現れるロゴデザインになっています。
ロゴには「ここから多くのアーティストが育っていく」という意味が込められているそうです。
Vaundyさんは、
「ちゃんと音楽を勉強するようになりながら、美術系大学の受験のためにデザインやデッサンの勉強を始めました。」
と発言したことがあり、需要と供給の満たし方やニーズの汲み取り方を考え始め、「音楽はデザイン的じゃないといけない」と気づいたのだとか。
青春時代にコロナ禍。令和の若者のアイデンティティを伝える
日本大学在学中にブレイクしたVaundyさんですが、2020年のコロナ禍も大学生でした。
当時のVaundyさんのSNSには、当時の学生の葛藤が書かれていました。
青春の楽しい時間をオンライン授業で潰してしまったという可哀想な時期です。
その他にも単位が足りずに苦しんでる様子や、受けたい授業の選抜を落とされてショックを受けてる様子も呟いていました。
Vaundyさんの作る曲には、令和の若者らしい喜怒哀楽が含まれており、多くの共感を生んでいます。
音楽を作りながら、普通の学生としても過ごした背景が、Vaundyさんの強みなのかもしれませんね!