沢田泰司(TAIJI)不審死の真実。内縁の妻・赤塚友美が死因求め総力を尽くす

V系90年代前半
この記事は約9分で読めます。

2011年7月17日に元X、LOUDNESSのメンバーだったTAIJI(沢田泰司)さんがサイパンで45歳の若さで亡くなりました

TAIJIさんの死因は、当初から”自殺か?”と曖昧に伝えられ、死の状況に不明点が多く、当時からファンをモヤモヤさせました。

その後、亡くなった当時の状況に矛盾が多いことが分かり、さらにマネージャーだった女性にきな臭い報道が出たことで闇深さが増しました。

当時の内縁の妻がTAIJIさんの死の状況について調査・追求を続け、TAIJIさんに纏わる本を出版するなどし、現在では「不審死」として扱われるようになりました。

今日はTAIJIさんの謎の死と、死の前後に起きたこと、当時関わっていたマネージャーや内縁の妻について書いてみたいと思います。

沢田泰司(TAIJI)の死去前後の時系列。飛行機で暴れて拘束→勾留中に自殺→入院→家族到着後に生命維持装置を止める

2011年7月11日 マネージャーがデルタ航空298便(サイパン行き)のビジネスクラスに乗る。着陸間際にマネージャーと口論、席を蹴ったり窓を叩き、地元当局が身柄を拘束。その後マネージャーがTAIJIの携帯からなりすまし婚約者に77万を要求
7月14日夜 独居房内で錯乱しベッドのシーツで自殺を図る。総合病院コモンウェルス・ヘルス・センターに緊急搬送され集中治療室(ICU)に入るも脳死状態。マネージャーは再びTAIJIの携帯からバンド仲間になりすましのメールを送る。
7月15日 マネージャーが初めてこれまでの出来事を婚約者に連絡し伝える。
7月16日夜 家族が現地入り。首に紐の痕がないことを不審に聞いて回るが「知らない」と言われる。なぜか口元には黒いテープの跡
7月17日午後 家族の同意の元で生命維持装置が外される。45歳の若さで死去。

当初は自殺と報道も矛盾だらけ。首に痕はなく口元にはテープの形跡

2011年7月17日にTAIJIさんが亡くなると、すぐに日本のメディアでも死去したことが報道されました。

当初、死因は”自殺”として報道されました。

TAIJIさんが自殺したというニュースは、1998年5月のhideさんの自殺(実際は事故死)に次ぐショッキングな報道でした。

ニュース後、ネットでは「躁鬱だった」「気性が激しかった」、「いや持病の”てんかん”が原因では」など囁かれました。

しかし、死の知らせが来る1日前の7月16日の時点では、日本ではTAIJIさんの身柄が拘束されながらも「話している」「意識がある」という情報がありました。

そして、TAIJIさんの身柄が拘束されたというニュースが日本に流れてからすぐに、TAIJIさんのホームページやブログが全て削除されました。

拘束理由が、”一般女性客に暴行”から、急に”座席を蹴ったり窓を叩いたり”とソフトに。

亡くなった後は、急に”搬送された時点で脳死していた”との情報に切り替わり、さらに首にロープの痕がなかったことや、口にテープを付けられていた形跡があったこともすぐに知れ渡りました。

死後、すぐに何者かが情報を撹乱させていることが分かっており、その矛先は一緒にいたTAIJIさんのマネジメントを受け持っていた”YOUプロダクション”の北見輝美マネージャーに向きました。

TAIJIの死後に内縁の妻・赤塚友美が北見輝美マネージャーを刑事告訴

1年後の2012年にはTAIJIさんの内縁の妻でありTAIJIが代表を務めるTS GLASTON COMPANYのマネジャーである赤塚友美さんが、北見輝美マネージャーを刑事告訴していたことが分かっています。

北見輝美さんとTAIJIさんの関係については別記事で詳細を書いています。

TAIJIと北見輝美マネージャーの出会い。現在は”佐伯”に改名?夫・好拡の力
北見輝美さんといえば、2011年に45歳の若さで死去したXのベーシスト・TAIJIさんの最後のマネージャーです。TAIJIさんの死後、TAIJIさんの内縁の妻であった赤塚友美さんに訴えられ、その後は近況が不明です。この北見輝美さんはTAIJ...

なぜ、刑事告訴に至ったのか?

なんと、北見マネージャーはTAIJIさんが身柄を拘束された直後に、TAIJIさんの携帯を無断使用し、

「北見さんのクレジットカードを無断で使用したことが発覚して困っている」

「訴えられたら犯罪者になってしまうので、使用分を支払ってほしい」

などと虚偽の金銭要求メールを赤塚さんに数回送信していたのです。

当初の赤塚さんは信じてしまい、北見マネージャーから送られてきた彼女の口座番号に、要求された77万を振り込みそうになったそう。

冷静にメールの文面を見ると普段のTAIJIさんの書き方と異なっていることに気付き、振り込み詐欺は未遂で終わりました。

15日に観念したのか、ようやく赤塚さんに事の流れの真実を連絡。

しかし、その後もTAIJIさんが脳死状態になったとされるタイミングで、再び携帯を無断使用し、音楽仲間に「婚約者とけんかした」と虚偽のメールを10件近くも送信していたのです。

そのようなことから、赤塚さんは亡くなった同年の秋頃に弁護士を雇い、北見マネージャーを詐欺未遂に該当するとし、刑事告訴に踏み切ったのです。

赤塚さんは北見マネージャーを告訴するのと共に、TAIJIさんの死の真相も追いかけ続けました。

赤塚友美の追求で”カルテ紛失の過失””死後2時間発見されず”など新事実発覚

あまりにも怪しいTAIJIさんの死に、赤塚さんは行動に出ました

サイパンの病院にカルテの開示を要求すると、カルテが紛失。

カルテの保存はアメリカの法律により義務付けられているので、法的責任の問われる過失が明らかになりました。

さらに、開示請求した死亡報告書を確認すると、死後に司法解剖も死後解剖も、何も行なわれていなかったことも判明。

自殺を止められなかった拘置所の監督責任を問い報告書を入手すると、今度はTAIJIさんの事故が発生から2時間も発見されていなかったという事実までわかったのです。

赤塚さんは日本の警察に相談するも、

「サイパン拘置所の不正事件の可能性が高いが、追及は難しいので事件を忘れて新たな道を歩んだ方があなたのためだと思います。」

「まだ若いのだし、これから新たな出会いがあるのだから、この件に長い時間とお金を使うのはもったいない」

と、見て見ぬふりをされショックを受けたそうです。

内縁の妻・赤塚友美は元バレリーナ。馴れ初めは2009年ライブ。本を出版し4年間探求し在サイパン領事事務所も動く

TAIJIさんの死去後に話題となった元婚約者の赤塚友美さん

13歳年下の、とても美人な女性です。

2人の馴れ初めは2009年頃のライブで、出会った当時の赤塚さんはバレリーナでした。

赤塚さんは決してXのファンではなく、ヒョンなことがきっかけで知り合い、恋仲になっていきました。

名前 赤塚友美
生年月日 1979年7月10日
職業 元バレリーナ。(TAIJIを支える為に退団)
結婚 2年間内縁の妻をやった後、2020年に結婚して幸せに過ごしている。

出会った当初、TAIJIさんは病気に苦しんでおり、赤塚さんはそんなTAIJIさんを支えるためにバレリーナを退団。

赤塚さんと出会ってからのTAIJIさんは病気が落ち着き、その後にXに復帰することになるなど、TAIJIさんにとっても信頼できる大切な女性でした。

2011年7月にTAIJIさんが不審死して以降、検証及び再調査に関する署名活動を行うなど懸命に働きかけ、現在ではファンの間でもTAIJIさんにとっての潜在的な女性として認められています。

在サイパン領事事務所に事件として認識させる。エッセイでTAIJIの素顔をファンに届ける

2015年頃には在サイパン領事事務所が事件として認識し、解決に向けて追求を進める意思を示しましたが、これは赤塚さんが懸命に動いた成果でした。

同じ頃、エッセイ「TAIJI-沢田泰司-」を出版し、出会いから別れまでに見たTAIJIさんの魅力などをファンに伝えました。

エッセイには間近に見たTAIJIさんの性格や素行、カッコ良かった部分についてピックアップ。

赤塚さんはTAIJIさんの口数が少なく会話のペースの合う部分に惹かれ、見た目に反して実は穏やというギャップが大好きだったそう。

心体共に満身創痍でありながらも、TAIJIさんが一生懸命に病気を克服したエピソードは感動的です。

『TAIJIさんは病や障害との戦いを諦めたことはありませんでした。彼の「治したい」「生きたい」という思いには揺るぎない強さがあり、その強さは私をはじめとする周囲の人間をも勇気づけてくれました

ファンからは仕事以外のオフショット写真が好評でした。

TAIJIの最後の女になった赤塚友美

そんな赤塚さんはXのリーダー・YOSHIKIさんからも信頼されており、TAIJIさんの追悼イベントに招待してもらっています。

現在では別の男性と結婚していますが、女性にとって貴重な32歳から36歳の4年の時間をTAIJIさんの真実解明に捧げており、愛の本気度はファンも認めざるおえないです。

TAIJIさんは素行不良、薬物、病気、離婚、ホームレスを経験と苦労の多い人生でした。

それでも、最後の最後に素敵な女性に真剣に愛されたというのは、TAIJIさんにとってはせめての救いになったのかもしれません。

TAIJIと北見輝美マネージャーの出会い。現在は”佐伯”に改名?夫・好拡の力
北見輝美さんといえば、2011年に45歳の若さで死去したXのベーシスト・TAIJIさんの最後のマネージャーです。TAIJIさんの死後、TAIJIさんの内縁の妻であった赤塚友美さんに訴えられ、その後は近況が不明です。この北見輝美さんはTAIJ...
hideの死因は事故死。自殺演出の練習やストレッチ中。現在も”真相”が出る理由
日本の音楽史で最高のギタリストは誰だ?と言うランキングが行われる、必ずと言っても良いほどXのhideさんが上位にランクインします。亡くなって長い歳月が流れた今も、生前のhideさんのカリスマ性は残り続けています。そんなhideさんは1998...
アベフトシの妻子の現在。初嫁はhideと噂の高橋恵美。離婚直後にYAMAと再婚
2009年7月22日に43歳の若さで死去した元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのギタリスト・アベフトシさん。生前は2度の結婚を経験しており、子供を持つ父親でもありました。アベフトシさんの嫁さんや子供の情報は整理されておら...
Janne Da Arcの名曲/ヴァンパイア。LIVEで女ファンが中傷。失神や死去説の現在
2000年代を中心に活躍した伝説のヴィジュアル系バンド”Janne Da Arc”。ヴィジュアル系というジャンルに属しながらも、ポップで耳あたりが気持ち良いサウンドを武器に幅広いファンを取り込んだバンドであります。そんなJanne Da A...
森友嵐士の元嫁・マリアと娘。離婚後に集団自殺。メリーメリーマリー[写真]
森友嵐士さんといえば1990年代前半に爆発的にブレイクしたバンド”T-BOLAN”のボーカル。現在でも90年代の邦楽ロックの伝説として語り継がれていますが、当時は人気過ぎて森友さんは結婚していたことを隠していたそうです。森友さんは嫁と長男長...
尾崎豊の死因は薬物が原因の肺水腫。他殺や自殺の陰謀論。遺書の内容と意味
伝説のロックスター・尾崎豊さんは1992年4月25日に26歳の若さで亡くなりました。死因は「肺水腫」でした。尾崎豊さんが肺水腫に至るまでに、「薬物を使用していたのでは?」「外部から暴力を受けたのでは?」など様々な考察があります。精神的に追い...
長谷部徹は嫁・甲斐智枝美と自殺で死別。結婚後の子供と現在
THE SQUAREの全盛期とも言われる80年代前半に在籍していたドラマーの長谷部徹さん。長谷部徹さんはTHE SQUAREを抜けた後も多くの大物ミュージシャンの活動に参加し、日本を代表するスタジオミュージシャンとして活躍されました。プライ...
藤圭子の精神病から夫娘との別居、離婚、自死までの時系列。原因は毒親
藤圭子(本名:宇多田純子)さんといえば、60年代後半から70年代に前半にかけてブレイクした歌手です。実娘が日本を代表する歌姫・宇多田ヒカルであることでも知られています。2013年に62歳の若さで自殺すると、再び壮絶な人生が振り返られ話題とな...
TENNの遺書全文。上原多香子と阿部力の不貞LINE。子供作れず不倫
ET-KINGのMCとして活躍したTENNさんといえば、2014年に35歳の若さで死去しました。死因は自殺で、その理由は嫁・上原多香子さんの不倫と、その他の複雑な感情でありました。現在でもTENNさんの亡くなった当時の状況や、その原因につい...
沖田浩之 自死のなぜ?干され借金苦。山本陽子の因縁。川上麻衣子へ電話
沖田浩之さんといえば、1980年10月〜81年3月までのドラマ「3年B組金八先生」の第2シリーズでお馴染みの俳優です。翌年には「E気持ち」で歌手デビューしヒットを記録、その後もアニメ「キャプテン翼」のEDも担当するなど、一時は国民的なスター...
岡田有希子の自死までの時系列と理由。峰岸徹に失恋し自宅でガス。自責の念で飛び降り
岡田有希子さんといえば、ポスト松田聖子として期待された新人アイドルです。学業優秀なお嬢様育ちで、親や先生の反対を押し切ってオーディションに参加。1983年にデビューし、死去した1986年までにアイドルとして全国ツアーやプロモーション、連続ド...
岡田有希子と峰岸徹の出会いと密会。婚約者知り遺書に”嘘付き”[自死までの時系列]
岡田有希子さんといえば、1986年4月に18歳の若さで亡くなった伝説のアイドルです。亡くなるまでの2年間の快進撃は、芸能界の歴史の中でも類を見ず、今でも”もし彼女が生きていれば間違いなく第二の松田聖子さんになっていた”と悔やまれています。岡...
岡田有希子の後追い自殺事件の詳細。40人以上が自死。当時の人気を例えるなら?
”ポスト松田聖子”と期待されながらも18歳の若さで亡くなった岡田有希子さん。1986年4月8日に18歳の若さで亡くなると、その後に後追い自殺する若者が続出しました。岡田有希子さんの死後、後追い自殺する若者が続出しました。今日は、彼女の後を追...
岡田有希子の妊娠は嘘。峰岸徹が神田正輝の身代わり説。なぜ脳の写真を撮った?
18歳の若さで自ら命を絶ったスーパーアイドル・岡田有希子さん。彼女の自死を巡っては、当時からメディア上で多くの都市伝説や雑な報道で溢れました。彼女が書き残した”書き置き”に俳優・峰岸徹さんの名があり、それはサンミュージックの陰謀とし、神田正...
赤い公園の天才・津野米咲の経歴。なぜ自死した?体調不良や自殺願望の歌詞
津野米咲さんといえば、"赤い公園"のリーダーであり、作詞作曲を担当していたギタリストです。2020年10月に29歳の若さで自死しました。現在でも彼女の才能を悔やむ声が後を絶ちません。今日は、津野米咲さんの経歴について振り返り、自ら命を落とす...
神田沙也加の自死までの時系列。前山剛久の罵倒とLINE。遺書から理由発覚
神田沙也加さんといえば、松田聖子さんと神田正輝さんの1人娘で、生前は歌手・舞台シンガー・声優として活躍されました。2021年12月18日に35歳の若さで自死して亡くなっています。神田沙也加さんが自死する前後の出来事は、情報がバラバラで整理さ...
HSU(小杉隼太)の死因は人身事故。理由は病気か?命日にSuchmosが再始動
Suchmosが2021年に活動休止するまでにベーシストを勤めた・HSUさん。バンドが活動休止した2021年の10月に32歳の若さで急逝しました。HSUさんの死因については公式では公表されていませんが、同じ時期の人身事故の犠牲者の年齢や職業...

コメント

タイトルとURLをコピーしました