
90年代後半にフォークを斬新な切り込みで奏でて人気となったサニーデイ・サービス。
解散後、ボーカルの曽我部恵一さんは結婚して3人の子供に恵まれますが離婚。
離婚後の曽我部さんはシングルファザーとして男手1つで子供達を育て上げました。
今日は、サニーデイ・サービスの曽我部さんの結婚と離婚後のシングルファザーとしての育児について書いてみたいと思います。
曽我部恵一はサニーデイ・サービス解散後に結婚。女2男1の子供が誕生
曽我部恵一が結婚したのはサニーデイ・サービスが解散した2000年12月の1ヶ月前の11月です。
終演語も、外には会場に入れなかったファンが溢れ、解散を名残惜しんでいたようだ。
ちなみに、途中のMCでは、ファンのツッコミに応えて、曽我部恵一(Vo&G)が先月結婚したことを発表。照れくさそうな表情のなかにも、嬉しさが隠せない様子だった。
結婚した嫁は一般人の方で詳細は非公表ですが、当初から”音楽関係者では?”という憶測が出ていました。
また、結婚する前に福岡県大名にあるロシア料理の老舗「ツンドラ」まで頻繁に通っていたようで、奥さんは福岡出身では?と言われていました。
結婚生活自体は順調だったようで、下北沢を拠点に暮らし、2002年頃に第一子の長女が生まれ、その後も続けて第三子まで誕生しています。
3人の子供が誕生し幸せな結婚生活。育児は放任主義?
結婚した2年後の2002年頃に第一子の長女が誕生。
その4年後に次女、さらに3年後に長男が誕生しており、結婚後の夫婦仲は問題なかったようです。
誕生 | 性別 | 名前 |
2002年頃 | 長女 | ハルちゃん |
2006年頃 | 次女 | うみちゃん |
2009年頃 | 長男 | 淳 |
結婚後に発表した楽曲には家族への思いや父性的なフレーズが使われており、幸せな日々を送っていたことが想像できます。
2009年頃に第三子にして初めての男の子が生まれると自身のブログで、
「やっと男の子が生まれた。
ずっと女社会で肩身が狭かった。」
と喜んでいました。
末っ子の長男・淳くんは小さい頃は「パパの歌、大好き」と言ってくれていたそうですが、現在ではそんなことも言ってくれなったそうです。
2025年に出演した番組では当時16歳の長男・淳くんと一緒に下北沢でご飯を食べに行っているなど、男同士で特に仲が良いことが伺えます。
教育方針は、程よい”放任主義”で、親として子供に決めつけたり強制せず自由を重んじて育てたようです。
ライブなどに連れていき、現場の音を聴かせるなどしていたそうですが、子供達に”音楽をやれ”という強制は一切していないとのことです。
嫁と別居し離婚。3人の子供を引き取りシングルファザーとして奮闘
2025年4月20日にはテレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」に出演し、嫁とは別居の末に2015年頃に離婚していたことを明かしていました。
離婚理由については詳細を語っていませんが、
「(妻とは)だいぶ前に別居してその後離婚。もう10年前になるのな…子供たちは何も悪くないんですけど親の勝手ですよね」
と語り、3人の子供は曽我部さんが引き取るという、複雑な事情がありそうな雰囲気でした。
別居して離婚したと思われる時期より後のインタビューで、育児について話し合っているなどの発言があったことから、円満離婚だったと思われ、子供たちは離婚後も元嫁に会っていることが伺えます。
曽我部恵一は離婚後に3人の子供を引き取り育児に奮闘。周囲に助けられる
曽我部は年間150本のライブを行う傍ら、男手一つで3人の育てています。
2025年に出演した番組では、
「大変だった。家事とかをやったことなかったので手探りだった」
「(運動会)顔出してました。(弁当作りは)周りみんな友達いるんで“うち唐揚げやるわ”とか…」
と、周囲に助けられながら子育てをしていると語っていました。
2020年のインタビューではシングルファザーとして朝6時か7時頃に起きて、まずは子供たちを起こし朝食を準備しお弁当を作りをするという、とてもバンドマン兼社長とは思えないライフワークを語っていました。
食事と送り出しを済ませてから仕事に向かい、残りの家事は帰宅後に消化するというハードな毎日を過ごしていたそうですが、結局、帰りが遅くなりタスクが残ってしまう日もあるそうです。
それでも、あえて完璧を目指さないスタイルに切り替えてコントロールしていたそうです。
完璧に手作りにこだわらずにデリバリーや冷凍食品も取り入れ、帰りが遅い時は家族LINEで子供達にご飯を炊くお願いをするなど工夫。
煮込んでたカレーを仕事で忙しくて焦がして「じゃあ混ぜてよ」と喧嘩したり許してもらったり、”出来る親父”を諦めて理解し合っているそう。
近所に住んでいるスタッフの家でご飯を食べさせてもらうこともあるなど、妥協しながら上手くバランスを取って奮闘しているとのことです。
吉祥寺のペットショップで子供たちが気に入った犬”こはる”を飼う
驚くべきは3人の育児だけでなく、犬(柴犬)も1匹飼っているということです。
子供たちが吉祥寺のペットショップで一目惚れし、曽我部さんは自宅が一軒家だったということで承諾して飼い始めたそう。
犬の名前は”こはる”で、最初の頃は子供たちが慣れておらず曽我部さんが世話をしており、こはるも主人だと思っているそう。
やがて長女と次女が散歩に連れて行くようになり、自宅ではアイドル的な存在になっているそうです。
2023年に刊行したエッセイ「いい匂いのする方へ」では、3人の子供と下北沢の日常について綴ってる他に、柴犬コハルちゃんとの日々についても書かれており、心の癒しになっていることが伺えます。