
千葉龍太郎さんといえば、”新世界リチウム”や”GRAND FAMILY ORCHESTRA”でベースを担当していた方です。
偉大な母を持ちながらも、若くして売れっ子にはなれず、かなり苦労を重ねました。
2018年には30歳の若さで死去するなど、不運が続きました。
今日は千葉龍太郎さんの経歴と死因、または仲良しだったセカオワやクリープハイプとの関係についても書いてみたいと思います。
千葉龍太郎の経歴。母はミリオン歌手の小坂明子。長年クリープハイプのサポートを務めるなど苦労人
千葉龍太郎さんは1988年に東京都に生まれました。
母の小坂明子さんは高校時代に始めて作詞作曲した楽曲「あなた」が200万枚のヒットを記録した天才歌手です。
千葉龍太郎さんの母・小坂明子さんの詳細については別記事に書いています。
父の千葉健治さんは小坂明子さんが独立した際の会社の代表であり、結婚前はマネージャーとして活動を支えていました。
龍太郎さんの下には弟がおり、”たいちゃん”と呼ばれ、過去にはドラマーとして活動したこともあるなど、音楽一家であることが分かっています。
千葉龍太郎は都内にある通信制の「代々木高校」に通い、卒業後はミュージシャンを目指して”東京ビジュアルアーツ専門学校”に進学し、ミュージシャンとしての基礎を身に着けました。
名前 | 千葉龍太郎 |
生年月日 | 1988年 |
没日 | 2018年5月24日(30歳) |
出身地 | 東京都 |
学歴 | 代々木高校(通信制)→東京ビジュアルアーツ専門学校 |
千葉龍太郎は”新世界リチウムで活動しクリープハイプのサポートも。晩年はGRAND FAMILY ORCHESTRAに在籍
千葉龍太郎さんは2006年に「新世界リチウム」を結成。
千葉龍太郎さんはバンドでベースヴォーカルを担当し、ドラムヴォーカルとギターの3ピースという変わった形態での活動でした。
2006年に結成したバンドですが、リリースした作品は少なく、チャンスを掴みきれませんでした。
売れなかった一方で、新世界リチウムはクリープハイプの尾崎世界観のバッグバンドとしてツアーに従えたり、SEKAI NO OWARIのレコ発ツアーにも参加するなど、売れっ子バンドとの親交は深かったです。
2014年にファーストアルバムをリリースし、2015年にツアーファイナルを完走した数日後に解散を発表。
新世界リチウムを解散させた翌年の2016年に「GRAND FAMILY ORCHESTRA」を結成。
GRAND FAMILY ORCHESTRAでも新世界リチウムと同じくベースを担当。
千葉龍太郎さんは新バンドを結成した後もクリープハイプのサポートに入るなど、献身的に音楽活動を続けました。
しかし、結成して1年後の2017年にギターの”えばたA.F.あい”が死去。
さらに、1年後の2018年には千葉龍太郎さんが死去。
これから本腰で売れっ子を目指せるポジションに入った瞬間での死去だったということで、多くのファンが悲しみました。
バンドは活動休止、再開、メンバーの卒業などを挟んで粘り強く活動を続けましたが、2024年からは活動休止に入っています。
千葉龍太郎の死因はお酒関係?薬物や自死はガセネタ。友人・セカオワ”fukase”が未発表曲をリメイクし「琥珀」を製作
2018年5月24日に急逝した千葉龍太郎さん。
死因の詳細はリアルタイムで発表されず、ネット上でには薬物や自死などが疑われていました。
酔いすぎて、もどしたもので喉を詰まらせたなど、千葉龍太郎さんの死因にはついてはさまざまな憶測が出ています。
現在では「事故死」という表現に落ち着いているので、自死の可能性はありません。
また、古くからの友人であるSEKAI NO OWARIのfukaseさんが千葉さんの未発表曲をリメイクしてリリースしているので、違法薬物など悪い亡くなり方ではなかったことが想像できます。
セカオワ深瀬は千葉龍太郎の「Tears」に作詞を加えて「琥珀」として発表
fukaseさんは千葉龍太郎さんが生前に製作し、聴かせてもらった未発表曲「Tears」を、自分の歌詞などを付け加えて「琥珀」という曲を作り上げました。
琥珀という曲について、深瀬さんは千葉さんとの共作だと断言しています。
最後まで売れることができなかった亡き友人のためにも、深瀬さんは根気よく作業して「琥珀」を完成させたそうです。