hideの死因は事故死。自殺演出の練習やストレッチ中。現在も”真相”が出る理由

V系90年代前半
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日本の音楽史で最高のギタリストは誰だ?と言うランキングが行われる、必ずと言っても良いほどXのhideさんが上位にランクインします。

亡くなって長い歳月が流れた今も、生前のhideさんのカリスマ性は残り続けています。

そんなhideさんは1998年5月2日に33歳の若さで死去し、その死因は巡っては現在までに様々な説が唱えられています。

今でも、”結局hideさんがどうして亡くなったのか?”、よく分からない人も多いです。

主に事故死で間違いないですが、初動のメディアによる”自殺”という報道のインパクトがあまりにも強く、それを信じてる人がいるのです。

今日はhideさんの亡くなった当時の状況と、死後に表に出てきた情報や、関係者による諸説について振り返ってみたいと思います。

hideが死去するまでの時系列。当時は自殺と報道。後追いファン続出し警察がXに呼びかけを要請

1998年5月1日深夜 出演番組「ロケットパンチ!」の打ち上げでアルコールを大量摂取
5月1日〜2日 打ち上げの後に常連の西麻布のロックバー「Rally」で飲み直し。関係者と方針を巡り激論。その後は朝まで1人で飲みマネージャー(実弟の裕士)が運転する車で帰宅。
5月2日朝7時30分頃 同居していた婚約者・高橋恵美さんがhideが寝室で倒れているところを発見。ドアノブに掛けたタオルで首を吊った状態だった。
5月2日8時52分 搬送された広尾赤十字病院で死亡が確認される
5月3日 東京都中央区築地の築地本願寺に安置
5月4日 メディアで死去が伝えられる。築地本願寺に5万人規模のファンが集まる。
5月5日 遺族・親族・関係者300人で密葬。外にいた数千人規模のファンが疲労と心労が重なり197人が倒れ56名が救急車で搬送。全国で後追い自殺が相次ぐ
5月6日 通夜。警察の要望でXメンバーがファンに後追い自殺を止めるように呼びかける
5月7日 告別式。ファン野次馬含め5万人規模が集まり隅田川沿いに2 – 3kmのファンの列ができる。
5月7日15時40分 出棺。ファンが道を広げて霊柩車を追いかけ交通混乱。渋谷区の代々幡斎場で火葬。
四十九日 神奈川県三浦市の三浦霊園に納骨

自宅でマンションの寝室で首にタオルを巻いた状態。同棲していた恋人・高橋恵美が救急車を呼ぶ

hideさんは亡くなる前日の1998年5月1日は音楽番組「ロケットパンチ!」に出演。

収録を終えた後は仲間と打ち上げ、その後もお店を変えてお酒を大量に飲み続けました。

日時は5月2日になり、日を跨いで西麻布のロックバー「Rally」で飲み続けるとメンバーらと口論。

その後、メンバーらはそれぞれ帰宅し、最後はhideさん1人で朝まで飲んでいたそう。

マネージャーで弟の裕士さんが自宅マンションに送り、その後に同棲していた恋人の高橋恵美さんが意識不明になったhideさんを発見

発見されたhideさんは、寝室のドアノブに掛けたタオルで首を吊った状態でした。

恋人が救急車を呼び、広尾赤十字病院に搬送されるも、午前8時52分に死亡が確認。(満33歳没)

病院に着いた時は既に心肺停止状態だったようです。

hideの自殺が報じられるとファンは後追いや交通妨害などパニック。葬儀に向かう途中に事故死したバンドマンも

hideさんが死が確認された同日午後3時頃には「元X JAPANのギタリストhideが死亡、警視庁は自殺と断定」と速報で報道されました。

hideさんの死の知らせにファンらは憔悴し、遺体が保管されている築地本願寺にファン5万人が殺到。

さらに、初動の「hideが自殺」と断定されたような報道を受け、築地本願寺境内付近で女性ファンが自殺した他、5月にして27度と高温で197人が倒れ56人が搬送、全国でファンの後追い自殺が未遂を含め相次ぐという事態に。

翌日には警察の要請でX JAPANのメンバーが記者会見を開き、後追い自殺を思いとどまるように呼びかけました。

その後もhideさんの遺体が火葬されるまでに、告別式、出棺までにファンが集い霊柩車を道を広げて追いかけ、花束を投げ入れ、周辺道路は交通規制となる混乱状態でした。

最寄り駅が利用できず、多くの人の足にも影響が出ました。

また、hideさんが火葬される7日の早朝4時に、V系バンド・Deshabillz (デザビエ)とMadeth gray’ll のメンバーらが大阪から葬儀場に駆けつけようとワンボックスカーでスピードを出し、滋賀県の名神インターで事故。

この事故でDeshabillzのメンバーである美歪 (うつくしいびつ) さんと、Madeth gray’llの歪 (ひずみ) さんが死去。

その他にも田舎のファンが憔悴して葬儀に向い途中で事故死と、負の連鎖が続きました。

hideが自殺と言われる理由。最初の誤報と社長業の悩み、ラジオでの発言、歌詞の意味。

hideさんが亡くなってすぐに警察は”自殺”と断定し、メディアもhideさんが自殺したとして報道しました。

しかし、遺書が残されていなかったことや、事前の出演番組で「自殺はダメ」と発言していたり、新しいスタジオを作ろうと土地を買ったばかりだったりと、とても自殺を考えてる人間の行動とは思えませんでした。

自殺を不自然だと疑うファンや関係者が多い中、hideさんが亡くなった5ヶ月後にようやく死の真相が語られました。

マネージャーで実弟の裕士さんは 記者会見で、hideさんが事故死だったことを説明。

「hideは生前、ひどい肩こりと偏頭痛に悩まされており、整骨医が行う首の牽引によるストレッチをしていた。いつものように牽引していたが、帰国直後の時差ボケと、泥酔状態であったために起こった事故であり自殺ではない

日頃からタオルを使用してのマッサージを行なっていたこと、4月の下旬にアメリカ・ロサンゼルスから帰国したばかりで5月2日当時は時差ボケが残っていたこと、そして夜通しで朝までお酒を飲んでいたこと。

これらの悪条件が重なって起きた事故死だということです。

さらに同じ時期(1998年9月)に出版された「hide 真実のストーリー」では、

『コンサートで行われる予定であった、首吊り自殺を装った演出の練習を、酔っぱらったまま行ってしまい死んでしまった

と、生きていれば出演する予定だったライブの中で、自死をイメージした演出があり、その練習をしていた最中に事故死してしまったとの記述がありました。

音楽活動に悩みお酒の量が増えていた?直近のラジオでの発言や楽曲「HURRY GO ROUND」の歌詞を自殺と結びつける声

弟の裕士さんがhideさんがマッサージ中の事故で亡くなったと説明したことから、ファンらの間でも事故死だったとの認識も広がりました。

しかし、その後にhideさんが亡くなった当時の状況について詳しい警察が雑誌取材などに答え、

「『牽引』にしては首の輪が小さく、むしろ死を意図するものであった。また、『バンドや音楽活動で悩み、酒量が増えていた』と聞いており、突発的に死に踏み切ったのだと思われる」

と、マッサージにしては首の輪が小さかったこと、周辺調査で仕事関係の悩みからお酒が増えていたことなど、警察側で”当初”自殺の可能性が高いと判断し、そのままメディアに伝わり報道されてしまったと言うことです。

実際に亡くなる直前まで仕事関係で多くの悩みを抱えていたことが明らかになっており、最後のお酒を飲んだお店の主人はメンバーと言い合いし、泣いてるhideさんの姿も目撃しています。

また、亡くなる前に海外から収録したラジオ番組で、最後の方で突如これまでの人生について語り、

「ほんとに薄っぺらい人生でした。それではまた日本で逢いましょう」

と発言し、それが死後に”あのラジオの発言はファンへの最後の挨拶のつもりだったのではないか?”と深い意味に捉えられました。

作品でもhideさんの最後の曲のとなった「HURRY GO ROUND」の歌詞に、「また春に会いましょう」というワードがあったり。

死後に大ヒットした曲「ピンクスパイダー」の歌詞にも、

「飛び続けるつらさを知らないあなたも、いつか気が付く事でしょう。

自分が誰かの手の中でしか飛んでいなかった事に。

そして、それを自由なんて呼んでいた事にも。」

と、意味深に受け取る表現がありました。

このことからも、未だにネットを中心に自殺説が根強く残り続けているのです。

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