元ORANGE RANGEのドラム・かっちゃんの脱退理由。怪我や音楽性、大塚愛との噂。

00年代中盤
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2000年代に日本音楽シーンに衝撃を与えたロックバンド・ORANGE RANGE

全盛期が過ぎた後も人気は衰えず、令和になった現在も精力的に活動を続けています。

ORANGE RANGEには正式なドラムが存在せずサポートメンバーを呼んでのライブ活動を続けていますが、結成当初から全盛期最中の2005年までは正規ドラム・”かっちゃん(KATCHAN)”が在籍していました。

KATCHANは2005年に突如脱退し、当時のファンは大変ショックを受けました。

KATCHANが脱退した理由については、当時からネット上で色々と噂されてきました。

今日はドラムのKATCHANがレンジを脱退した理由と現在について整理してみたいと思います。

KATCHANがORANGE RANGEの創始者?代表曲のほとんどに関与した重要メンバー

KATCHANの本名は北尾一人(きたお かずひと)で、1983年6月19日に大阪府で生まれました。

家族は両親と妹弟1人ずつで、KATCHANは長男です。

一家は岐阜県各務原市に移住し、さらに小学生の頃(1993年)に父の転勤で沖縄県に引っ越します。

小学生にしてXのYOSHIKIに憧れドラムを始め、進学した沖縄市立山内中学では同級生のNAOTOらとバンドを結成。

し、GLAYを中心にコピーし卒業パーティーで「BELOVED」を演奏するも一度は解散します。

芸名 KATCHAN
旧芸名 KAZUHITO
本名 北尾一人(きたお かずひと)
生年月日 1983年6月19日
出生地 大阪府
出身地 岐阜県各務原市→沖縄県
出身中学 沖縄市立山内中学
出身高校 沖縄県立北谷高校
身長 175センチ
靴のサイズ 26センチ
血液型 A型
職業 ドラマー
好きな食べ物 肉・寿司・サラダ・果物・カレー
嫌いな食べ物 アボカド・グリンピース・ドライカレー

ORANGE RANGEの創成期はKATCHAN中心だった。中学時代のバンドがベース

KATCHANは沖縄県立北谷高等学校に進学するとNAOTOとYOHを誘い再びバンドを結成し、バンドの練習場だったNAOTOの家によく来ていたHIROKIを勧誘

さらに、山嵐のコピーでラップが必要となり、YOHの弟でラップが好きなRYOも加入

その後に友人でカラオケに行った際YOHがYAMATOを誘ったことでORANGE RANGEのオリジナメンバーが完成

流れの通りにKATCHANが中心になって始まったバンドであるが分かります。

また、結成後は地元沖縄県沖縄市にある7thHeavenKozaを中心にKATCHANが好きだったGLAY、山嵐、Dragon Ash、19などの多ジャンルに及ぶコピーを繰り返しました。

やがて、YAMATO加入以降にオリジナル曲も作り始め、ライブハウスやストリートなどで年間70本にも及ぶライブを行い、高校在学中の2002年2月22日にミニアルバム『オレンジボール』で インディーズデビュー

インディーズデビュー翌々日にクラブ「ピラミッド」行われたライブでは、高校生バンドでありながらも異例の800人を動員し、インディーズ界隈で名を轟かせました。

メジャーデビュー早々にヒットを連発も全盛期の内にKATCHAN脱退

ORANGE RANGEは2003年に「キリキリマイ」でメジャーデビュー。

デビュー同年に発売された2枚目シングル「上海ハニー」は大ヒットを記録し、現在までにORANGE RANGEの代表曲となっています。

その後も、「ビバロック」「ロコローション」「ミチシルベ」「花」「アスタリクス」「ラヴ・パレード」などヒット曲を連発

2ndアルバム『musiQ』は累計263万枚以上を売り上げ第19回日本ゴールドディスク大賞ではアーティストオブザイヤーを獲得。

デビューした2003年から2005年の2年間はORANGE RANGEにとって黄金期だったといます。

2005年6月3日にKATCHANが左手に痛みを覚え、腱鞘炎と診断された理由で活動休止、その僅か1ヶ月後の7月31日にKATCHANが脱退

KATCHANの脱退が発表された当時、ホームページが数日間パンク寸前だったといわれています。

ORANGE RANGEの有名曲のほとんどがKATCHAN時代の作品

2005年7月にKATCHANはORANGE RANGEを脱退。

メンバー屈指のイケメンだったKATCHANがいなくなったということで、女性ファンは悲鳴をあげました。

その一方で世間は目玉の3人ボーカルが変わらないということで、一般層はKATCHANの脱退を特別に悲観しませんでした

KATCHANが脱退した2005年以降、2006年「チャンピオーネ」、2007年「イケナイ太陽」と話題曲はあるものの、KATCHAN在籍時の勢いは失われました

今となってみれば、ORANGE RANGEの代表曲で一般的に知名度が高い曲のほとんどがKATCHAN時代の作品。

ライブでは「キリキリマイ」「ロコローション」「以心電信」「上海ハニー」が未だに定番となっており、「花」「お願いセニョリータ」が演奏された日はファンがSNSで歓喜の反応を見せています。

KATCHAN脱退の真相。手首の怪我や”音楽性の違い”。印税は短期間で終わり海外に身を顰める

KATCHANの脱退までの経緯は、2005年6月に出演した『ミュージックステーション』後に左手に激痛、診断の結果、左手小指付け根腱鞘炎(全治2ヶ月)が発覚し、6月9日に活動休止を発表。

そして、活動休止から約1ヶ月後の2005年7月31日に公式で「バンド内での自分のあり方を考えた結果」(音楽性の違い)との理由で脱退を発表。腱鞘炎が直接的な原因ではない

KATCHANがORANGE RANGEを脱退した後、当時ネットなどで様々な憶測がありました。

その代表的な1つとしては、KATCHANが当時エイベックスに所属していた大塚愛さんと交際関係にあり、事務所に別れさせられ、見せしめにクビになったとの噂です。

なんとも、大塚愛さんがKATCHANのことが好きすぎて仕事を一生懸命にしなくなったとか。

その他にも、”大塚愛のプラネタリウムはKATCHANの子供を流産した際に作った”、”レンジは辞めさせたが事務所は辞めさせられずにKCBとして活動させている”という噂などもありました。

これら大塚愛さんの関連の噂は1人のファンが丸々流した嘘という説もあったり、基本的には信ぴょう性がありません

KATCHANがnoteで脱退時の状況を綴る。悪条件での印税の話や海外生活

現在もKATCHANがレンジを脱退した際の状況は不可解な点が多いとされています。

脱退から16年経った2021年4月10日、KATCHAN本人が「note」に脱退した際の生々しいやり取りを綴りました。

そこには、KATCHANが当時若過ぎた自分の判断に後悔している心境が綴られていました。

なんとも、最後のレコーディングでメンバーと別れの挨拶をした後に社長らと話し合いがあるとして呼ばれ、何も分からずに悪条件な取り決めにOKをしてしまったとのことです。

席に着くと知らない人も何人かいて
名刺を渡されると
弁護士さんでした。

あの時はまだ子供すぎて
弁護士がなんでいるんだろーとか思ってたかな。
早速話が始まると、印税の話でした。
事務所の社長から「作詞作曲の表記がORANGE RANGEになってるから、辞めたkatchanには払わなくてもいいんだよねー」って
「でも頑張ったから3〜5年は払ってあげるからそれで大丈夫?」って。
印税の支払いにはそんな決まりがあるんだなーって普通に思ってしましました。
メンバーみんなで決めたことならいいやって簡単に考えてしまった。
そして書類にサインしてって弁護士さんに言われて終わり。

知らない大人が5人ほどいて、その内1人が弁護士で、脱退後のKATCHANの印税の扱いについてトントンと決めたとのこと。

  • ORANGE RANGEは作詞作曲の名義が”ORANGE RANGE”なので脱退したKATCHANには払わなくても良い
  • 頑張ったから脱退後の数年間だけ印税を払ってあげる

↑かなりきな臭いです。

事前に話し合いの予告もなく、KATCHAN側が弁護士を呼ぶ隙さえなかったそう。

その後、事務所から「マスコミがきたら危ない」との理由で脱退後2ヶ月は家には帰らずスタッフと一緒に海外〜国内〜海外〜国内と身を隠したと、よく分からない動きもあります。

また、同じnoteの記事では事務所に残ったメンバーらもその後に酷い目にあったとのことで、当時の事務所を中心に表に出てない闇が多くあることが伺えます。

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