ゆず/北川悠仁の母・慈敬は宗教家で”かむながらのみち”の教祖。身曾岐神社はファンの聖地

00年代前半
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2人組デュオの「ゆず」の北川悠仁さんといえば、実家の母親が宗教家だと知られています。

北川悠仁さんの母である北川慈敬さんは宗教「かむながらのみち」の教祖であることはファンの間でも有名です。

今日は北川悠仁さんの母親・敬子さんの経歴と、教祖を務める宗教「かむながらのみち」と、ゆずとの関わりについて書いてみたいと思います。

北川悠仁の母・北川慈敬の経歴。「かむながらのみち」を創立するまで

北川悠仁さんの母・北川慈敬(じけい)さんは古くから宗教家として活動されてきました。

本名は北川敬子さんで、大阪府阿倍野出身の方です。

敬子さんの母・中村房江さんは葉洋裁店と言う洋裁店を開業していました。

終戦間近の1945年の8歳頃に、父の実家がある福井県敦賀市に疎開し、福井出身とも言え、そのことから北川悠仁さんも福井県を「第二の故郷」と言っています。

小学校高学年の頃に両親は父の不倫で離婚し、母子家庭で育っています。

活動名 北川慈敬
本名 北川敬子
生年月日 1937年9月12日
出生地 大阪府阿倍野
出身地 福井県

両親の離婚後に11歳で解脱会に入信。母と縁を切り20歳で北川和男と結婚

両親が離婚した後、敬子さんは近所人の勧めで1948年の11歳の頃に真言宗系新宗教に分類される宗教法人解脱会(げだつかい)に入会

解脱会とは1929年に埼玉県で創設された新興宗教であり、全国には約10万人の信者がいます。

教えは神道と仏教が混じった神仏習合的な教えが特徴であり、「敬神崇祖・感謝謝恩」を標語とし、神と祖先の大切さを説いています。

敬子さんは小学6年生の頃には、解脱会に限らず、生長の家の谷口雅春、立正佼成会の庭野日敬、天理教の中山みきなどの著作を読み始め、カトリックの教会にも通うなどジャンルを問わずに様々な宗教を学んだそう。

中学生になった頃に母は腕に一升瓶の破片が腕に刺さり裁縫仕事ができなくなり青葉洋裁店を閉業、その後に敬子さんと母は価値観の違いから縁を切ります。

母と暮らす実家を出て行った後は父方の伯父の松河松雄が運営している日伸ビルという会社に務め、1957年10月の20歳の頃に早稲田大学卒のエリートで5歳年上の北川和男さんと結婚

そして、1958年の21歳の頃から解脱会にて布教活動を始めます。

4児の母として解脱会の活動。カリスマ性に溢れる信頼される

敬子さんは1960年の23歳の頃に長男・大成さんを出産

1966年11月の29歳の頃に父が63歳で死去。※母は1977年に死去

夫の和男さんは1967年4月に横浜市磯子に「有限会社北川金型設計事務所」を設立。

設立してから13年後の1980年7月には「北川精密工業株式会社」に組織変更。※現在までに代表が変わりながらも経営は続いています。

北川慈敬さんは長男・大成さんを出産した後も女3男1を出産(ゆずの悠仁は40歳の頃の子供)し、4児の母でありながらも宗教活動に勤しみ、解脱会ではカリスマ的存在となりました。

敬子さんは夫・和男さんの会社でも重役にこなし、パワフルに働きました。※子供も何人かは北川精密工業に勤めていた

11歳からの深い信仰と、成人後の布教活動、産後の熱心な活動が評価され、解脱会では幹部のポジションに就きました。

しかし、次男・北川悠仁さんが1995年に「女子高生コンクリート詰め殺人事件 -壊れたセブンティーンたち」に出演。

同作で極悪な少年C役を演じたことで宗教内で批判。

その後、1999年2月に解脱会を離れることになります。

”むながらのみち”を創立し教祖。由緒正しい宗教法人

1999年2月に脱会し、解脱会を抜けた3ヶ月後の5月には”むながらのみち”を創立

夫の和男さんが”むながらのみち”の会長(活動名:和光)となり、解脱会から何人かの信者が北川慈敬さんに付いていき初期メンバーとなりました。

かむながらのみちは、解脱会と同じ神仏を祀っているほか、解脱会の創始者である解脱金剛(岡野聖憲)を道祖と称すなどし、基本的には解脱会の分派と見なされています。

日本古来の神道と、外来宗教である仏教を合わせた教えと説いており、交戦的なカルト宗教とは一線を引いた優しい宗教です。

ただ、

  • ”神は三宅島を噴火という形で禊をしている”
  • ”三宅島の上空に禊教の教祖・井上正鐵さんの姿を霊視した”
  • ”1997年に真言宗醍醐寺総本山の真如三昧耶堂で、真如苑教主の伊藤夫婦の姿も見た”

など、やはり新興宗教らしい教義などはそれなりに含まれているようです。

慈敬さんは総本山醍醐寺三宝院にて「得度」、古神道において「神教士」、セミナーにおいて「アソシエート・トレーナー」の資格を取得。

また、夫の会社「北川精密工業株式会社」で取締役、「株式会社ELTジャパン」で取締役を務めるなどしてきました。

ELT ジャパンのセミナーシステムで”かむながらのみち”の信者数を増やした?

今でこそ健全なイメージが強い”かむながらのみち”ですが、昔はそれなりに悪い噂もありました。

その代表的なのが、1998年に設立した「株式会社ELTジャパン」という会社での勧誘行為です。

ELTジャパンが設立された当初は北川一家ではない方が会長でしたが、その方が会長を解任後は主導権を北川和男さんが握り、役員には北川敬子さんの名前もありました。

事業内容は主に自己啓発セミナーで、資金集めと信者集めが目的の会社だったと噂されました。

なんとも、受講生から約20万円以上を要求し、実習として無償で勧誘活動させていたとの噂があったのです。

こういったセミナーは90年代に社会問題(XのTOSHIの洗脳が有名)なり、受講生が減って活動停止した2010年まで続いたそう。

ちなみに、北川家は会社の上層部だったということで、部下たちの行いを正確に把握しできず、実際には一部の部下が勝手に過激なことをしていただけのようです。

2010年までに息子の悠仁さんが”ゆず”として活躍されていたので、過激な勧誘や集金はデメリットでしかなく、北川家にとって本望ではなかった可能性が高いです。

”かむながらのみち”と”ゆず”の関係。身曾岐神社は北川悠仁が購入。嫁いだ高島彩を次期教祖に?

宗教一家に育った北川悠仁さん。

北川悠仁さんの「悠仁」という名前は、天皇家の男の子につける「~仁」にあやかり、両親がつけたそうです。

そのことからも、両親が北川悠仁さんを宗教団体の中でも特別な存在にしようとした背景が伺えます。

悠仁さんは2008年6月10日に亡くなった父・和男さんとは2人で住んでた時期があるなど、親の背中をしっかり見て育ちました。

その頃に一緒に作って食べた、ほうれん草と豆腐だけのしゃぶしゃぶが大好きだったと回想しています。※死去翌年の2009年にリリースした「逢いたい」は父親に捧げた曲

悠仁さんが”ゆず”としての活動を始めると、多くの信者さんが作品を購入してくれるなど応援してくれ、支えてくれた信者の人たちの為に、”将来的には後を継ぎたい”という想いを周囲に話していたこともあったそうです。

しかし、現在は16歳年上の兄・大成さんが上位幹部に君臨しており、後継は兄貴になりそうです。

売れ始めたばかりの頃は、実家のことは公になっていませんでしたが、いつしか母親が教祖であることが報じられると衝撃を受けるファンが多くいました。

北川悠仁さんは、実家のことが公に知られて以降は、人気商売をする身でありながらも、実家のことに関しては包み隠さず自然体に話すようにしています。

北川悠仁は「身曾岐神社」を7億で購入。ゆずファンの聖地

かむながらのみちは全国に施設が存在しますが、その中でも山梨県小淵沢市に所有する身曾岐(みそぎ)神社は大切な場所です。

山梨では最も知名度が高い神社で、初詣の定番スポットの1つとされています。

元々、昔から存在した身曾岐神社ですが、実は廃業寸前という経営状態だったのを”かむながらのみち”が買収。

買収したのは北川悠仁だとされており、当時7億で購入したそう。※税金対策の可能性もあり

身曾岐神社の内部には”ゆず”関連のオブジェが置かれており、ゆず関連の品々も販売されています。

ゆずも身曾岐神社でイベントやライブを決行したことがあり、ファンにとっても大切な場所です。

また、北川悠仁さんが現在の奥さん高島彩さんと結婚式を挙げたのも、この身曾岐神社です。

ファンにとっては聖地とされており、毎日のように全国から身曾岐神社に訪れるファンの姿が見られます。

北川家に嫁いだ高島彩を次期教祖に?姑問題がスキャンダル

北川悠仁さんは2011年にアナウンサーの高島彩さんと結婚。

結婚後、高島彩さんと母・北川敬子さんの嫁姑問題が週刊誌に報じられました。

なんとも、婚姻の際に敬子さんは、高島彩さんに仕事を辞めて教団に入信するよう条件を出していたそう。

高島彩さんは婚約までは宗教活動に参加し、身曾岐神社で泊まりかけの修行もしてました。

高島彩さんは著書「聞く 笑う、ツナグ。」で、

「20代後半頃は無償に結婚したかった」

「子供は3人ぐらい欲しい」

と綴っており、”結婚するまでは悠仁さんと別れない”と、意地で修行に耐えていたと思われます。

2010年の報道では、

一部報道では、身曾岐神社では今年に入り、修業に励む北川と高島の姿がたびたび目撃されているという。今後、結婚の日程がより具体的になるにつれ、北川ファミリーと「かむながらのみち」への関心も高まりそうだ。

とあり、入信と結婚の発表をマスコミも待ち侘びてるような状況でした。

しかし、2011年に身曾岐神社で結婚式を行うも、2012年1月に教団の集会で信者に高島彩さんをお披露目する予定だったのですが、直前になってドタキャン。

高島彩さんは仕事も辞めず、教団にも入信しないと主張したのです。

敬子さんは高島さん対して「裏切られた」「許せない」と激怒、そして新婚早々に嫁姑問題が勃発してしまったのです。

また、北川悠仁さんは、どちらかというと母親の味方のようで、夫婦仲も悪化し、当時は離婚秒読みともいわれていました。

しかし、その後に離婚はせず、2014年2月17日には待望の長女が誕生。

高島さんは敬子さんが住む実家の隣にある宗教が保有する建物を1億8千万円ほどで購入するなどの誠意を見せており、嫁姑の問題は治ったとされます。

今ではみそぎ神社にも通うようになり、ほど良い距離感を保ちました。※2019年に再び子供の教育をめぐって対立しているとの報道もあり

Screenshot

やはり、敬子さんがすでに高齢ということで、次期教祖を秀才でしっかり者の高島彩さんが受け継いで欲しいという思いがあり期待していたのでは?

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